明治創業の老舗うなぎ屋で活躍するFuwarica
うなぎの新玉亭様 https://shintamatei.co.jp/
うなぎ一筋百余年の伝統
三重県津市役所からすぐのところに店を構える炭火焼うなぎ専門店の新玉亭。明治23年の創業以来醤油・みりん・氷砂糖などを煮詰め一週間以上寝かせる伝統を受け継いだタレ、生産者が見える地元のお米をタレが浸み込み馴染むよう炊いたご飯、天然の井戸水で元気な状態で管理されたうなぎとこだわりのある逸品は地元のお客様に愛され続けている。また 700gを超える丼の中盛り、さらに中盛り完食者が100円で購入できる「大盛札」を持参すると次回は1200g超の大盛りも注文できるシステムには大食漢も大満足。既に5000枚以上出ている大盛札の売り上げは「日本のうなぎを育てる会」へ寄付されており美味しいうなぎを後世まで伝えることにも尽力している。そんな新玉亭では夏場の繁忙期への対応に向けチェーン店で見かけたFuwaricaを2019年に導入した。
腱鞘炎になるほどの繁忙期を支えるFuwarica
有名人気店である新玉亭の繁忙期には丼やお重に盛り付け、加えてお弁当の注文も入り目まぐるしい忙しさになり職人が腱鞘炎になるほどだ。握力がなくなってしまいうなぎを捌いたり焼いたりすることにも障害出てしまうと営業もおぼつかない。Fuwaricaを導入することで職人以外でもご飯を上手に盛り付けられる、ご飯の量も一定で丼やお重ごとにグラム設定が複数でき素早く多くの注文をこなすことが出来ることで職人に集中していた提供までの工程を軽減することが出来た。多い日では一日1,000杯の注文を超える同店ではその効果も大きい。
味はそのままに労力を削減する
「味は変えたらアカンし職人さん達が居らなお店が回っていかんから、道具を変えて労力を削減せなアカン。昔からのことが頭にあるからお金をかけてなかなか機械に変える勇気が出なかったが、いざいれてみて助かってる」と四代目の杉本社長は力強く語る。うなぎを捌く、串を打つ、焼く工程に職人は注力し伝統の味は保ちつつ、ご飯の盛り付けはFuwaricaを導入することで素早く誰でも出来るようになった。Fuwaricaが行列のできる大人気店の美味しいうなぎを多くの人に食べてもらう一助になっていることは間違いない。
取材協力:うなぎの新玉亭